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離婚式とは?メリット・デメリット・費用相場までわかりやすく解説

監修者
阿部 洋介
弁護士
離婚式とは?メリット・デメリット・費用相場までわかりやすく解説

「離婚式って何?本当にやる意味があるの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

近年では、離婚を新たな人生のスタートとして前向きに捉え、区切りをつけるために離婚式をおこなうケースも少しずつ注目されるようになっています。

結論からいうと、離婚式は必須の手続きではありませんが、気持ちの整理や周囲への報告といった点で一定のメリットがあります。

一方で、費用や周囲の理解など、事前に知っておきたい注意点があるのも事実です。

そこで本記事では、離婚式の基本的な意味や背景をはじめ、メリット・デメリット、気になる費用相場まで、初めての方にもわかりやすく解説します。

離婚後の新しい一歩を前向きに踏み出すためにも、ぜひ参考にしてください。

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離婚式とは?離婚の報告と再出発の宣言をする式

離婚式とは、夫婦が離婚する際にこれまでの関係に一区切りをつけ、新たな人生のスタートを周囲に報告・宣言するためのセレモニーです。

結婚式とは反対に、夫婦としての関係を終えることを前向きに受け止め、「これからはそれぞれの人生を歩んでいく」という意思を示す場としておこなわれます。

法的な手続きではなく、あくまで任意でおこなうイベントであるため、実施するかどうかや内容は自由です。

友人や家族を招いて開催するケースもあれば、当事者同士や限られた人だけで簡易的におこなうケースもあります。

具体的な内容としては、結婚指輪を外す演出や、お互いへの感謝の言葉を伝えるスピーチ、離婚届の提出報告などが一般的です。

なかには、あえて明るい雰囲気でおこない、前向きな再出発を強調する演出を取り入れることもあります。

離婚というとネガティブなイメージを持たれがちですが、離婚式はそのイメージを払拭し、「人生のリスタート」として気持ちを整理するきっかけにもなります。

円満離婚や、子どもがいる場合に関係性を良好に保ちたいケースなどで選ばれることが多いのも特徴です。

離婚式が広まった背景

離婚式が広まった背景には、近年の離婚件数の増加にあります。

令和6年度の人口動態統計によると、年間の離婚件数は18万5,904組に登り、前年度と比較してもおよそ2,000組増となっています。

調査結果からも、以前に比べて離婚が珍しくないものになりつつあるといえるでしょう。

昔に比べて最近は離婚したからといって色眼鏡で見られるケースも減り、職場や友人、家族の理解も得られやすくなりました。

離婚原因が不倫や暴力などの不法行為でないなら、離婚式で堂々と宣言したほうが前向きな再スタートを切れる可能性も高まります。

離婚式では何をする?一般的な流れ・内容

離婚式では結婚式と同様に、専門のプランナーと打ち合わせをして内容を決めていきます

では実際の式典では、一体何がおこなわれるのでしょうか。

一般的な離婚式の流れや内容を紹介します。

プログラム 内容
①夫婦の入場、挨拶 夫婦(旧郎・旧婦)が会場に入場し、参列者に向けて挨拶をおこない、離婚式がスタートします。
②離婚の経緯の説明 司会者が、なぜ夫婦が離婚に至ったのか、経緯を説明します。ここでは暗くならないよう、和やかにユーモアを交えつつ紹介し、会場の雰囲気を温めます。スライドショーで紹介するケースもあります。
③友人のスピーチ 仲人にちなんで「裂人(さこうど)」として、友人のスピーチがおこなわれます。旧郎・旧婦の背中を押す、前向きな内容のスピーチが披露されます。
④離婚届の記入 司会者の進行で、参列者の前で離婚届の記入・捺印をおこないます。離婚届の証人として、参列者の署名をもらうケースもあります。
⑤最後の共同作業 結婚式でのファーストバイトにちなんで、最後の共同作業が執り行われます。内容は夫婦によってさまざまです。たとえば、結婚指輪をハンマーで潰すなどの作業があります。
⑥会食・歓談 旧郎・旧婦、参列者たちの会食がおこなわれます。参列者は旧郎・旧婦の双方から話を聞けるため、離婚に関する誤解を生むこともないでしょう。
⑦余興など 結婚式と同様、余興をおこなうケースもあります。余興の内容はさまざまです。たとえば旧郎のブーケトスや旧婦のお色崩しなど、会場を盛り上げるイベントを盛り込む夫婦もいます。

離婚式はなぜおこなわれるの?メリットは?

近年注目されている離婚式ですが、実施することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、離婚式をおこなうメリットを3つ紹介します。

新しい気持ちで再出発ができる

離婚式をおこなう1つ目のメリットは、新しい気持ちで再出発ができることです。

離婚式をおこなえば、気持ち的にも結婚生活に一区切りをつけられます

式典では参列者からエールを送られ背中を押してもらえるので、前向きな気持ちになれるでしょう。

離婚式は、離婚を前向きに考えるきっかけになるはずです。

円満に離婚しやすくなる

離婚式をおこなう2つ目のメリットは、円満に離婚しやすくなることです。

揉めに揉めて離婚に至った夫婦なら、離婚式をおこなうのは難しいでしょう。

離婚式は、お互いにしっかりと話し合い、合意を得られたからこそ実施できるものです。

結婚生活では合わないこともあったけれど、最後は円満に終わりたいとの共通認識のもとで離婚式がおこなわれるので、円満な離婚ができるでしょう。

また、周りに円満離婚をアピールできるのもメリットだといえます。

離婚条件が守られやすくなる

離婚式をおこなう3つ目のメリットは、離婚条件が守られやすくなることです。

養育費や面会交流など、さまざまな条件を決めている夫婦もいるはずです。

離婚式の中で離婚条件を宣誓すれば、参列者が証人になってくれます。

大勢の前で宣誓した以上、約束を反故にできない心理状態になるでしょう。

センシティブな内容を宣言するのは難しいものですが、離婚条件を守られやすくなるはずです。

離婚式の注意点・デメリットは?

離婚式はメリットだけではありません。

反対にデメリットも存在します。

ここからは、離婚式の注意点やデメリットを3つ紹介しましょう。

周囲の理解を得る必要がある

離婚式をおこなう1つ目のデメリットは、周囲の理解を得る必要があることです。

離婚式の認識が高まっているとはいえ、まだまだ一般的ではないのが現状です。

離婚式への参列を求められた家族や友人は、戸惑ってしまう可能性もあります。

円満な離婚式にしたいなら、事前に周囲への丁寧な気配りや、経緯の説明などをおこなう必要があるでしょう。

楽しい式になるとは限らない

離婚式をおこなう2つ目のデメリットは、楽しい式になるとは限らないことです。

まだ理解を得にくい離婚式だからこそ、複雑な思いで参列する人もいるはずです。

いくら明るい演出をしたとしても、参列者が心から楽しめない可能性もあります。

夫婦が納得していても参列者が疑問を抱きながらの離婚式では、必ずしも楽しく笑顔で終われるとは限らないでしょう。

費用がかかる

離婚式をおこなう3つ目のデメリットは、費用がかかることです。

結婚式ほどではありませんが、離婚式でも当然費用がかかります。

引っ越し代や養育費の支払い、新居の住居費など、離婚後の生活でも何かと出費がかさみます

今後の生活のためにお金を残しておきたい方にとっては、離婚式での出費がデメリットになるでしょう。

離婚式はいくらかかる?費用相場

式典の内容にもよりますが、離婚式の費用相場はおよそ50,000円~200,000円程度です。

結婚式の二次会のようなイメージでおこなうケースが多く、参列者の参加費は1万円弱が一般的です。

参列者の人数によっては、夫婦の負担を抑えて離婚式を実施できる可能性もあります。

ただし、高すぎる会費は参列者の負担になるため、夫婦で負担する心づもりでいましょう。

離婚式をおこなうには?

離婚式をおこないたいなら、まずは業者を探し、依頼するところから始まります。

その後担当プランナーが決まるので、プランナーと夫婦で離婚式のプログラムを打ち合わせしましょう。

そして結婚式と同様、参列者に離婚式の招待状を送付します。

招待状を送る前に、離婚式をおこなう旨を説明して理解を得ておくと今後の流れがスムーズです。

周りにどのような説明をしたらよいのか、どんな配慮が必要なのか、担当プランナーからアドバイスを受けるとよいでしょう。

あまり知られていない離婚式のマナーとは?

離婚式はまだ一般的な文化ではないため、招待された側は「どのように振る舞えばよいのか」と迷うことも多いのではないでしょうか。

ここでは、参列者として押さえておきたい基本的なマナーをまとめて解説します。

  • 招待状の返信方法
    出席・欠席に〇をつけて返信し、一言メッセージを添えるのが一般的です。「円満離婚おめでとうございます」など、前向きな表現を意識するとよいでしょう。
  • ご終儀(祝儀)の相場
    離婚式では「ご終儀」を渡すケースがあり、相場は3,000円〜5,000円程度とされています。高額すぎると相手に気を遣わせてしまうため注意が必要です。
  • 服装
    明確なルールはありませんが、スーツやパーティードレスなど、フォーマル寄りの服装が無難です。ドレスコードが指定されている場合はそれに従い、主役より目立つ服装は避けましょう。
  • 表情(いわゆる「曖昧顔」)
    満面の笑顔でも暗すぎる表情でもなく、控えめで落ち着いた表情を意識することが大切です。場の雰囲気に合わせた自然な振る舞いを心がけましょう。

離婚式には明確なルールが定められているわけではありませんが、「相手への配慮」と「場の空気に合わせること」を意識することで、失礼のない振る舞いができるでしょう。

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さいごに|離婚式のメリットや注意点を把握しておこう

離婚式とは、離婚する夫婦が、家族や友人の前で離婚の報告と再出発を宣言する式典です。

離婚式をおこなうことで、新しい気持ちで再出発ができる、円満に離婚しやすくなる、離婚条件が守られやすくなるなどのメリットがあります。

ただし、実施に際しては周囲の理解が必要不可欠ですし、楽しい式になるとも限りません

そして、50,000円~200,000円程度の費用がかかるのもデメリットだといえるでしょう。

昔に比べて、離婚が珍しくないものになりつつあります。

円満な離婚をアピールしたいのであれば、離婚式を選択肢のひとつに考えてみてはいかがでしょうか

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株式会社アシロ編集部
編集者
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本記事は法ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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