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離婚したいときどこに相談すればいい?| 無料で頼れる窓口まとめ

アシロ編集部
調査・編集者
アシロ編集部
離婚したいときどこに相談すればいい?| 無料で頼れる窓口まとめ
目次
  1. 【男女問わず】離婚したいときに頼れる無料相談窓口
    1. ベンナビ離婚|無料で離婚相談が可能な弁護士を簡単に探せる
    2. 市役所や区役所の無料法律相談会|自宅の近くで気軽に相談ができる
    3. 法テラス|弁護士に依頼したいものの経済的に困窮しているとき
    4. NPO法人よつば|電話やメールで離婚相談ができる年中無休の無料相談窓口
    5. 東京都ひとり親家庭支援センターはあと|都内在住で小さな子どもがいる方向け
    6. よりそいホットライン|離婚問題に限らず幅広い生活の悩みを24時間相談可能
  2. 【女性向け】離婚したいときに頼れる無料相談窓口
    1. 女性弁護士が在籍している法律事務所|女性弁護士に相談したい方向け
    2. 母子寡婦福祉団体協議会|小さな子どもをもつ女性の離婚相談先としておすすめ
  3. 離婚に関連する特定の問題について無料相談ができる窓口
    1. 養育費・親子交流相談支援センター|養育費や面会交流について相談が可能
    2. DV相談+|パートナーからDVを受けている場合に24時間相談が可能
    3. 家庭裁判所|離婚調停や裁判の手続き方法について相談が可能
  4. 離婚したいとき弁護士に無料相談をするとよいケース
    1. 法律面で離婚問題に関する専門家のアドバイスが欲しい
    2. 離婚条件で相手と合意できない/できそうにない
    3. 相手に慰謝料を請求したい/請求される可能性がある
    4. 相手が話に応じてくれない
    5. DVやモラハラを受けており相手が怖くて離婚したいと言えない
  5. 離婚の無料相談を有効活用するには?
    1. 離婚に関する基本的な知識を把握しておく
    2. 相談内容や質問をあらかじめまとめておく
    3. 自分はどうしたいか明確にしておく
  6. 離婚相談についてよくある質問
    1. 離婚の相談は結局どこにすればいい?
    2. 市役所・区役所に離婚相談する場合は何課に行けばよい?
  7. さいごに|離婚問題はなるべく早く適切な窓口へ相談を!
  • 「もう結婚生活を続けるのは難しい…」
  • 「離婚したいけれど、何から始めればよいかわからない…」

このような悩みをひとりで抱えて、精神的に参っていませんか?

つらい状況であれば、無料で利用できる相談窓口を利用してみましょう

第三者に話を聞いてもらえば、気持ちを整理し、今後について冷静に考えられるはずです。

本記事では、離婚を考えている方が利用できる無料相談窓口をケース別に紹介します。

また、弁護士に相談すべきケースや、無料相談を上手に活用するポイントも解説しています。

自分の状況に合った相談先や、相談前に準備しておくべきことを確認するためにも、ぜひ参考にしてください。

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【男女問わず】離婚したいときに頼れる無料相談窓口

離婚を検討している際に利用できる主な無料相談窓口は、以下の6つです。

窓口名 対象者 相談方法
ベンナビ離婚 離婚問題を得意とする弁護士に相談したい方 来所・電話・ネットなど
市役所・区役所の無料法律相談会 各自治体に在住の方 来所・電話など
法テラス 収入や資産が一定以下の方 来所・電話など
NPO法人よつば カウンセリングや専門家探しのサポートを受けたい方 電話・ネット
東京都ひとり親家庭支援センターはあと 子ども(20歳未満)がいる東京都内在住の方 来所・オンライン・電話・メール
よりそいホットライン 離婚問題含む生活全般の悩みを相談したい方 電話・FAX

ここからは、各相談先の特徴や、相談できるケースを紹介します。

ベンナビ離婚|無料で離婚相談が可能な弁護士を簡単に探せる

男女トラブルを弁護士に相談したい方には、「ベンナビ離婚」を利用して無料相談が可能な弁護士を探しましょう

ひとくちに弁護士といっても、得意分野と不得意分野があります。

離婚問題に慣れていない弁護士に依頼してしまうと、適切なアドバイスや対応が受けられず、問題の解決に時間や手間がかかってしまうかもしれません。

その点、ベンナビ離婚には、不倫・DV・モラハラなどの離婚問題を得意とする弁護士が多数登録されています。

地域や相談内容だけでなく、「初回面談無料」といった条件を組み合わせて検索できるため、無料相談が可能な弁護士を簡単に見つけられるでしょう。

URL https://ricon-pro.com/
相談方法・受付時間 事務所により異なる

市役所や区役所の無料法律相談会|自宅の近くで気軽に相談ができる

市役所や区役所では、地域住民を対象に弁護士による無料法律相談会を定期的に実施しています。

離婚に関する悩みも相談でき、該当する自治体に住んでいれば誰でも利用可能です。

市区町村の窓口を介するので、弁護士への相談が初めてでも安心して利用できるでしょう。

ただし、相談する弁護士は自治体で指定されるので、自分で選ぶことはできません。

離婚問題に詳しくない弁護士に当たると、有益なアドバイスが受けられないおそれがあります。

また、相談時間は1回あたり20分~30分程度、相談回数は年に1~2回などに制限されている点にも注意が必要です。

事前に市役所や区役所のホームページなどを確認して、相談会の日程や申込方法、相談にあたっての注意点を確認しておきましょう。

【関連記事】市役所での離婚相談のメリット・デメリットは?弁護士の無料相談との違いも解説

法テラス|弁護士に依頼したいものの経済的に困窮しているとき

法テラスは、国が設立した法的トラブル解決のための総合案内所です。

収入や資産が一定基準以下であれば、法テラスを利用することで、離婚問題全般について弁護士に無料で相談できます。

相談時間は1回あたり30分まで、相談回数は同じ問題であれば最大3回まで相談可能です。

回数の範囲内であれば、別の弁護士にも相談できます。

予約は電話のほか、一部の相談場所ではWebでも受け付けています。

全国に法テラスの事務所がありますので、詳しくは相談を希望する地域の法テラスページを確認してください。

URL https://www.houterasu.or.jp/site/soudan-tatekae/goriyounonagare.html
相談方法・受付時間 地域により異なる

【関連記事】法テラスで離婚相談|無料相談の利用条件や費用を抑えるコツ

NPO法人よつば|電話やメールで離婚相談ができる年中無休の無料相談窓口

NPO法人よつばは、専門のカウンセラーのいる無料相談所です。

浮気や不倫、離婚などに悩んでいる方や解決方法がわからずに悩んでいる方に対して、無料でカウンセリングをおこなっています。

弁護士や探偵などの専門家探しもサポートしてくれるので「どこに相談したらいいかわからない」という方にもおすすめです。

URL https://npoyotuba.com/res.html
相談方法・受付時間 電話:9時~20時
ネット:24時間
電話番号 050-5527-5355

東京都ひとり親家庭支援センターはあと|都内在住で小さな子どもがいる方向け

東京都ひとり親家庭支援センターはあとでは、東京都内に住む子ども(20歳未満)がいる父親または母親を対象に、法律相談を受け付けています

親権や婚姻費用、慰謝料、財産分与、養育費、面会交流など、子連れ離婚に関する幅広い内容を相談可能です。

ひとり親家庭の状況を理解する家事事件が得意な弁護士が相談に応じるため、専門的で的確な助言を得られるのが特徴です。

相談方法は、来所・オンライン・メール・電話から選べます。

相談時間は1回1時間で、はあと・はあと飯田橋・はあと多摩の3拠点であわせて3回まで相談可能です。

相談には事前予約が必要なので、各拠点のホームページや電話番号から事前に予約しておきましょう。

拠点名 はあと はあと飯田橋 はあと多摩
相談できる主な内容 生活相談
養育費相談
離婚前後の法律相談
親子交流支援
就業相談・就業支援
職業紹介
生活相談
養育費相談
離婚前後の法律相談
親子交流支援
就業相談・就業支援
職業紹介
相談方法 来所・オンライン・メール・電話
電話相談受付時間 月・土・日・祝:9:00~17:30
火~金:9:00~20:30
月・水・木・土・日・祝:9:00~17:30
火・金:9:00~20:30
月・水・木・土・日・祝:9:00~17:30
火・金:9:00~19:30
電話番号 03-6272-8720 03-3263-3451 042-506-1182
URL https://haat.or.jp/

よりそいホットライン|離婚問題に限らず幅広い生活の悩みを24時間相談可能

よりそいホットラインは、離婚問題に限らず、幅広い生活の悩みに24時間対応している電話相談窓口です。

電話すると、音声ガイダンスが流れ、相談したい内容に応じて該当する番号を押すと、専門の相談員につながり、話を聞いてくれます。

また、必要に応じて、制度の情報提供や面接相談、他機関への同行支援などもおこなってくれます。

URL https://www.since2011.net/yorisoi/
相談方法・受付時間 電話:24時間対応
FAX:24時間対応
電話番号・FAX番号 電話番号:0120-279-338
※岩手県、宮城県、福島県は0120-279-226
FAX番号:0120-773-776
※岩手県、宮城県、福島県は0120-375-727
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【女性向け】離婚したいときに頼れる無料相談窓口

離婚を検討している女性が利用できる主な無料相談窓口は、以下の2つです。

窓口名 主な対象者 相談方法
ベンナビ離婚 女性弁護士に相談したい女性 来所・電話・ネットなど
母子寡婦福祉団体協議会 小さな子どもをもつ女性 来所・電話

ここからは、それぞれの相談先の特徴や相談できるケースを紹介します。

女性弁護士が在籍している法律事務所|女性弁護士に相談したい方向け

家庭事情や不倫などを男性弁護士に話すことに抵抗を感じる方は、女性弁護士が在籍する法律事務所での相談がおすすめです。

ベンナビ離婚を利用して、トップページから「お住まいの地域」や「相談内容」を指定したあとに、「さらに条件を指定する」で「女性弁護士在籍」を選んで改めて検索すれば、女性弁護士に相談可能な法律事務所を見つけられます。

離婚問題を得意とする女性弁護士に対応してもらうことで、女性の立場に寄り添った具体的で実践的なアドバイスを受けられるでしょう。

弁護士に依頼する前提で相談できるので、相談後の正式依頼への移行もスムーズに進められます。

母子寡婦福祉団体協議会|小さな子どもをもつ女性の離婚相談先としておすすめ

母子寡婦福祉団体協議会は、全国の母子家庭や寡婦を支援する団体です。

協議会には、各都道府県・指定都市に所在する54の母子福祉団体が加盟しています。

各母子福祉団体は、母子家庭や寡婦の福祉向上を目的として、弁護士による無料法律相談や託児付きの就業支援講習、親子で楽しめるレクリエーションなど、さまざまな事業をおこなっています。

各地域の団体が窓口となるので、まずはお住まいの地域の団体に直接連絡しましょう。

URL https://www.zenbo.org/
相談方法・受付時間 地域により異なる
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離婚に関連する特定の問題について無料相談ができる窓口

以下の窓口は、離婚に関連する特定の問題に対応しています。

窓口名 主な対象者 相談方法
養育費・親子交流相談支援センター 養育費や面会交流について相談したい方 電話、メール、チャット
DV相談+ DVについて相談したい方 電話、メール、チャット
家庭裁判所 離婚調停や裁判の手続き方法について相談したい方 来所

ここから、各相談先の特徴を紹介します。

養育費・親子交流相談支援センター|養育費や面会交流について相談が可能

養育費・親子交流相談支援センターは、公益社団法人 家庭問題情報センターがこども家庭庁から委託を受けて運営する相談窓口です。

本機関は、養育費や親子交流に関するご相談を、電話・メール・チャットボットで無料で受け付けています。

URL https://www.youikuhi-soudan.jp/
相談方法・受付時間 電話:平日(水曜除く) 10:00~20:00
水曜 13:00~22:00
土曜・祝日 10:00~18:00
メール:24時間
チャットボット:24時間
電話番号・メールアドレス 電話番号:03-3980-4108(携帯からは0120-965-419)
メールアドレス:info@youikuhi.or.jp

DV相談+|パートナーからDVを受けている場合に24時間相談が可能

「DV相談+」は、内閣府が設置した、DV被害者を支援するための相談窓口です。

「これってDVなのかな?」「暴力を振るわれている」「今すぐパートナーから逃げたい」「自分だけでなく子どもたちのことも心配」といった悩みを24時間365日相談できます。

男性からの相談も受け付けており、毎週日曜の15時~21時は専用回線が用意されています。

URL https://soudanplus.jp/
相談方法・受付時間
  • 電話:24時間対応
    ※男性向けDV相談回線:毎週日曜15:00~21:00
  • チャット:12:00~22:00
電話番号 0120-279-889

家庭裁判所|離婚調停や裁判の手続き方法について相談が可能

離婚調停や離婚裁判を進めることになった際、管轄の家庭裁判所に相談すれば、書類の書き方や手続きの進め方を丁寧に教えてもらえます

受付時間は地域により異なるため、事前に管轄の裁判所に電話などで確認しておきましょう。

ただし、裁判所で教えてもらえるのは、あくまで制度や手続きに関することだけです。

個別の状況に応じたアドバイスやサポートを希望する場合は、弁護士への相談を検討しましょう

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離婚したいとき弁護士に無料相談をするとよいケース

離婚の相談先として挙げられるのは、専門の相談員、カウンセラー、弁護士などです。

それぞれ対応できる内容や得意分野は異なるため、まずは自分の状況や要望を整理して、自分に適した相談先を選びましょう。

ただし、以下のようなケースでは弁護士に相談すべきです。

  • 法律面で離婚問題に関する専門家のアドバイスが欲しい
  • 離婚条件で相手と合意できない/できそうにない
  • 相手に慰謝料を請求したい/請求される可能性がある
  • 相手が話に応じてくれない
  • DVやモラハラを受けており相手が怖くて離婚したいと言えない

以下、それぞれのケースを詳しく解説します。

法律面で離婚問題に関する専門家のアドバイスが欲しい

離婚するにあたっては、そもそも離婚が認められるのか、親権や養育費、慰謝料や財産分与の金額をどう決めるかなど、さまざまな検討が必要です。

これらの問題について、夫婦だけで適切に判断するのは難しいでしょう。

その点、弁護士に相談すれば、離婚問題全般について適切なアドバイスがもらえます。

また、調停や裁判に進んだ場合でも、必要な書類の作成や証拠収集といった支援を受けられる点もメリットです。

離婚条件で相手と合意できない/できそうにない

「親権だけは絶対に確保したい」など、双方に譲れない離婚条件があると、夫婦間の話し合いだけではなかなか離婚に至らないおそれがあります

しかし、弁護士に相談すれば、話し合いに入ってもらえるので、感情的な対立を避けつつ、双方の意向を踏まえてうまい着地点を探ってもらえます。

相手に慰謝料を請求したい/請求される可能性がある

相手方に不貞行為やDV、モラハラなどがあれば、精神的苦痛を根拠に慰謝料を請求できます

ただし、慰謝料の金額はさまざまな要素をもとに算定されるので、一般の方が適正に算出するのは難しいでしょう。

その点、弁護士に相談すれば、事情を踏まえて慰謝料を適切に算定してくれます。

慰謝料額に争いがある場合でも、相手方との交渉を弁護士に一任できるので、精神的な負担も軽減できるはずです。

相手が話に応じてくれない

離婚を切り出しても、相手が話し合いに応じるとは限りません

また、相手の親族が離婚に口を出してくるなど、話し合いが進まないこともあります。

その点、弁護士から相手に連絡をしてもらえば、本気度が伝わり話し合いがスムーズに進む可能性が高まります。

当事者だけで無理に交渉する必要もなくなるので、精神的負担も減らせるでしょう。

DVやモラハラを受けており相手が怖くて離婚したいと言えない

DVやモラハラを受けていると、相手に対する恐怖心から、自分から離婚を切り出せないケースもあるでしょう

仮に話し合いができたとしても、暴言や暴力で追い詰められ、結果的に不利な条件で離婚が成立してしまうおそれもあります。

そんなときに弁護士に依頼すれば、被害者が加害者と顔を合わせることなく離婚交渉が可能です。

適切な離婚条件となるよう調整してもらえるので、不利な条件での離婚成立も防げます。

離婚の無料相談を有効活用するには?

離婚したいときの相談窓口では、ほとんどのケースで時間制限が設けられています

限られた相談時間を有効活用するためにも、相談の前に以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 離婚に関する基本的な知識を把握しておく
  • 相談内容や質問をあらかじめまとめておく
  • 自分はどうしたいか明確にしておく

ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

離婚に関する基本的な知識を把握しておく

離婚について相談する際は、今後の進め方も理解するためにも、離婚に関する基本的な知識を簡単に把握しておくのがおすすめです。

具体的には、以下のようなポイントを押さえておきましょう

  • 離婚方法は「協議離婚」「調停離婚」「裁判離婚」の3つがある
  • 離婚する際は「慰謝料」「養育費」「子どもの親権」「財産分与」などの取り決めが必要

そのほか、離婚手続きの基本的な流れや基礎知識については、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】【ケース別】離婚手続きの流れ|離婚前後にしておくべきことも一覧で解説

相談内容や質問をあらかじめまとめておく

相談時間は30~60分程度に限られていることが多いので、効率よく質問できるような準備が必要です。

たとえば、事前に話すべき内容をメモなどに箇条書きでまとめておきましょう。

「現在の状況で離婚できるのか?」「子どもの親権を持てるのか?」など、質問内容を具体的に整理しておくと弁護士も的確に回答できます。

また、対面の相談であれば、参考となりそうな資料を持参しておくと相談がスムーズに進むでしょう。

以下のような資料が手元にある場合は、相談の際に必ず持参してください。

  • 夫婦の収入がわかる書類(源泉徴収票、給与明細書など)
  • 夫婦の財産がわかる資料(預貯金通帳など)
  • 年金に関する資料(ねんきん定期便など)
  • 不貞行為をしたことがわかる資料(メール、写真、調査報告書など)
  • DVに関する資料(医師の診断書、暴言の音声データ、けがの写真など)

なお、自分では大した資料ではないと思っていても、弁護士にとっては重要な書類であるケースも考えられます。

自分で必要かどうかを判断せず、相談内容に少しでも関係する資料はできる限り持っていくのがおすすめです。

自分はどうしたいか明確にしておく

離婚するかどうかを最終的に決めるのは相談者自身です。

弁護士は相談者をサポートする立場にすぎません。

そのため、「絶対に離婚したい」「相手の態度次第でやり直す可能性がある」など、自分の希望を明確にしておくことが重要です。

相談したい内容をはっきりさせておけば、弁護士も現実的なアドバイスをしやすくなります。

離婚相談についてよくある質問

ここでは、離婚相談に関するよくある質問をまとめました。

似たような疑問をお持ちの方は、ぜひここで疑問を解消してください。

離婚の相談は結局どこにすればいい?

離婚に関する悩みは、人によって内容も深刻さもさまざまです。

そのため、「自分が何を相談したいか」によって、適切な相談先を選ぶことが大切です。

以下を参考にしながら、相談先を決めてみましょう。

■離婚の相談先一覧(ケース別)

相談内容 相談先
離婚の可否や方法について相談したい ベンナビ離婚(弁護士)
親権・養育費・財産分与などの離婚条件を決めたい ベンナビ離婚(弁護士)
慰謝料を請求したい ベンナビ離婚(弁護士)
弁護士に相談したいが費用が工面できそうにない 法テラス
離婚を考えており、話を聞いてほしい よりそいホットライン
離婚について気軽に相談したい/一般的な質問をしたい 市役所・区役所/NPO法人よつば
養育費や面会交流について相談したい 養育費・親子交流相談支援センター
DVを受けている DV相談ナビ/DV相談+
裁判手続きについて相談したい 家庭裁判所

 

なお、離婚問題は複雑な場合が多いため、状況によっては複数の窓口に相談するのもおすすめです。

市役所・区役所に離婚相談する場合は何課に行けばよい?

離婚に関する相談内容は幅広く、相談内容によって窓口が分かれている場合がほとんどです。

以下、代表的な窓口とそれぞれの役割を紹介します。

■相談内容ごとの担当課一覧

相談内容 担当課・窓口 主な役割
離婚届の提出、必要書類の案内 市民課/戸籍課 届出の受付、戸籍の処理
ひとり親支援、児童扶養手当、子どもの教育相談 福祉課/子育て支援課 経済的・生活支援、子育てに関する相談
DVや夫婦間トラブル、女性向け相談 男女共同参画課/女性相談窓口 DV被害の相談、女性の生活全般の支援
家庭内トラブル 地域包括支援センター/福祉事務所 生活や福祉に関する包括的な相談
弁護士との無料相談 法律相談窓口(市民相談室など) 法律相談の案内・予約受付

 

どこに相談すればよいか迷ったときは、まずはお住まいの自治体の総合窓口や代表番号に電話し、「離婚について相談したいのですが」と伝えてみましょう

担当者が内容を確認したうえで、適切な窓口へ案内してくれます。

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さいごに|離婚問題はなるべく早く適切な窓口へ相談を!

本記事では、離婚を考える際に相談できる無料相談窓口と、窓口を有効活用するためのポイントについてわかりやすく解説しました。

離婚の悩みをひとりで抱え続けると、精神的な負担が大きくなります。

そのため、できるだけ早い段階で信頼できる窓口に相談することが大切です。

とくに弁護士に相談すれば、今後の進め方について具体的なアドバイスを受けられます。

無料相談後にそのまま正式に依頼することで、相手と直接話さずに離婚条件を適切に決められる点もメリットです。

調停や裁判に進む場合でも、手続きを適切に進めてもらえます。

離婚問題を得意とする弁護士を探すときは、「ベンナビ離婚」のご利用がおすすめです。

できるだけ早く相談し、心を落ち着かせて解決に向けて動き出しましょう。

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本記事は法ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※法ナビに掲載される記事は、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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