DVには殴る蹴るといった暴力のほか、言葉で人格を否定したり、生活費を渡さなかったりする行為も含まれます。
心当たりがある場合は、配偶者やパートナーがDV男である可能性を疑ってみてください。
DV被害は、心身に深刻な影響をもたらすものです。
弁護士や公的機関などにも相談しながら、できるだけ早く対処を講じましょう。
本記事では、DV男の特徴や隠れDV男を見極めるポイント、DV被害に遭った場合の対処法などを解説します。
DVに関して相談できる窓口もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
DVとは?6つの類型と具体例
DVは、身体的DV・精神的DV・性的DV・経済的DV・社会的DV・面前DV の6つに分けられます。
それぞれの特徴を具体例とあわせて確認していきましょう。
身体的DV|殴る蹴るなどの暴力行為
身体的DVは、身体に直接危害を加える暴力行為です。
具体的には以下のような行為が挙げられます。
- 殴る
- 蹴る
- 平手打ちをする
- 小突く
- 殴るふりをする
- 刃物を突きつける
- 鈍器など身体を傷つける可能性のあるもので殴る
- 物を投げつける
- 首をしめる
- 髪を引っ張る
- 引きずりまわす
たとえ痣や傷が残らなくても、身体を狙って手を出した時点でDVにあたる可能性が高いといえます。
仮にけがをした場合は、日付がわかる形で撮影しておきましょう。
あわせて病院を受診し、医師の診断書をもらっておくのがおすすめです。
写真と診断書がそろえば、離婚請求や慰謝料請求の際に証拠として利用できます。
精神的DV|言葉・態度で心を傷つける行為
精神的DVは、大声での罵倒や無視によって、相手を追い詰めて支配する暴力です。
具体的には、以下のような行為が該当します。
- 「お前は何をやってもダメだ」と人格を否定する
- 都合が悪くなると何時間も口をきかず無視する
- LINEを執拗にチェックし、返信の遅れを責める
精神的DVは見過ごされがちですが、一定の要件を満たせば法的な保護の対象になります。
自由・名誉・財産に対する脅迫を受けた場合は、保護命令の申立ても可能です。
性的DV|性的な自由を奪う行為
配偶者や恋人の間柄であっても、性的な自由を奪う行為はDVに該当します。
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
- 嫌がっているのに性行為を強要する
- ポルノ動画の視聴を一方的に強いる
- 避妊に協力せず、望まない妊娠を招く
- 中絶を強いる
性的DVは内容がデリケートなだけに、一人で抱え込んで被害が潜在化しやすいのが実情です。
「こんな内容は誰にも話せない」と感じる方こそ、守秘義務のある弁護士や専門の相談窓口を頼ってください。
経済的DV|経済的な自由を制限する行為
経済的DVは、相手を経済的に支配する行為です。
具体的には、以下のような行為が該当します。
- 生活費を渡さず、小遣いすら制限する
- 外で働くこと自体を禁じる
- 妻名義で勝手に借金をする
- 自分の借金を押し付ける
多くの場合、経済的DVの加害者は、自分に対する経済的依存度を高めたいと考えています。
そして、別れを切り出したくても行動に移せない状態を作り出そうとします。
しかし、経済的DVもDV防止法の保護対象に含まれており、我慢し続ける必要はありません。
生活費を渡さない行為が続く場合は、早めに専門家へ相談してみましょう。
社会的DV|強制的に社会から隔離させる行為
社会的DVは、相手を社会から孤立させて支配力を強める行為です。
例えば、以下のようなケースが該当します。
- 実家への帰省を制限し、友人の連絡先を消させる
- 仕事を辞めさせて交友関係を断つ
- 外出のたびに逐一許可を求めさせる
社会的DVの怖いところは、相談相手さえも失う可能性がある点です。
周囲とのつながりが断たれるほどに、DV男の支配から抜け出しにくくなります。
人と会う機会が減ったと感じる方は、社会的DVを疑ってみてください。
面前DV|子どもに心理的外傷を与える行為
子どもに心理的外傷を与える行為は、面前DVに該当します。
例えば、以下のようなケースが挙げられるでしょう。
- 子どもの目の前で配偶者を殴る、蹴る
- 子どもが見ている前で激しい暴言を浴びせる
- 物を壊すなど、暴力的な場面を見聞きさせる
面前DVが起きている場合は、児童相談所が介入するケースもあります。
子どもの前で配偶者に暴力を振るう面前DVは、子どもへの心理的虐待にあたるためです。
「子どものために離婚しない」という選択をとる人も多いですが、かえって子どもを傷つける可能性も否定できません。
子どもを守るためには、暴力のある環境から離れるのも選択肢のひとつです。
DV男のよくある特徴13個
DV男には、共通してみられる特徴があります。
自身の配偶者・パートナーが以下で紹介する13個の特徴に当てはまるかどうか、客観的な視点でチェックしてみてください。
感情の起伏が激しい
DV男によくみられる特徴のひとつは、感情の起伏が激しい点です。
数分前まで笑っていたのに、些細なことで突然激昂するなど、感情が高ぶるタイミングが読めません。
周囲からするとなぜ怒っているのかわからず、どう対処していいのか悩んでしまいます。
また、DV男は感情のコントロールが苦手なので、不満や怒りが暴力・暴言などのかたちで現れるケースも少なくありません。
大声で怒鳴ったり、物を叩いたりして相手を萎縮させようとするのは典型的なパターンといえます。
プライドが高く自分の非を認めようとしない
DV男は、プライドの高さから自分の非を認めようとしません。
常に自分が正しいと思い込み、ミスや不手際があっても他人のせいにして責任を転嫁します。
背景にあるのは、謝罪を敗北・屈辱と感じる心理です。
自分の弱さを認めたくないあまり、根拠のない理由を並べて正当化しようとします。
よくあるのが「俺を怒らせるお前が悪い」という言葉です。
自分に原因があるにもかかわらず、あたかも相手が悪いかのように話をすり替えます。
対等な話し合いが成り立たないと感じたときは、DV男の可能性を疑ってみてください。
独占欲が強く束縛が激しい
愛情という名目で相手の自由を奪い、行動を細かく管理しようとするのもDV男の特徴です。
具体的にはスマートフォンのGPS共有を強要したり、メッセージにすぐ返信するよう求めたりする傾向にあります。
また、友人と会うことすら嫌がり、二人だけの世界に閉じ込めようとします。
注意しておくべきは、過剰な嫉妬心が暴力の引き金になる点です。
「誰と会っていたんだ」「なぜ返信が遅い」と問い詰め、納得のいく返事がなければ、殴る蹴るなどの行動に出る場合があります。
束縛を大切にされている証拠と受け取る方もいますが、実態は支配されているに過ぎません。
行動を制限されて息苦しさを感じるなら、健全な関係とはいえないでしょう。
男性優位の思想を持っている
「男が上で女が下」「女は男に従うべき」といった男性優位の思想を持っている点も、DV男の特徴です。
家事や育児を強制するなど、パートナーを対等な人間ではなく、自分の道具のように扱います。
特に危険なのが、男性優位の価値観が暴力の正当化につながりやすい点です。
「指示に従えないなら教育が必要だ」などの歪んだ理屈で、暴力を振るうケースがあります。
日常会話のなかで、相手を見下すような発言が多い場合は要注意です。
人の話を聞こうとしない
DV男の特徴として挙げられるのは、一方的に自分の意見を押し付け、相手の言い分を聞き入れないことです。
途中で話を遮ったり、都合が悪くなると無視したりするため、対話が成立しません。
そして、強く反論されたときは怒鳴って相手を黙らせ、無理やり自分の主張を通そうとします。
また、人の話を聞かないDV男の多くは、論理的な話し合いが苦手です。
筋道立てて説明できないからこそ、感情論や極論を持ち出して相手をねじ伏せようとします。
円滑なコミュニケーションがとれないときは、相手にDVの気質があるかもしれません。
物に当たることが多い
直接手を上げなくても、壁を殴る・物を投げるといった行為はDVの予兆といえるでしょう。
破壊行為を見せつけ、相手に恐怖を植え付けようとしている可能性があります。
そして、破壊行為がエスカレートすると、物への暴力が人への暴力に発展します。
物に当たる行為が続いた際に、「まだ直接殴られていないから大丈夫」と考えるのは危険です。
暴力が本格化する前に、距離を置く準備を始めておきましょう。
被害妄想が激しい
被害妄想が激しい場合も、DV男の可能性を疑ってください。
DV男は「裏切られた」「馬鹿にされた」と勝手に思い込み、根拠のないまま相手を攻撃します。
何気ない会話を悪意ある発言と受け取り、突然逆上するケースも珍しくありません。
典型的なのが、浮気を疑って執拗に問い詰める行動です。
具体的には、スマートフォンを勝手にチェックしたり、職場に押しかけたりする場合があります。
無理に説得したり、否定したりするのは逆効果になるおそれがあるので、まずは適度な距離を取るようにしてください。
立場が強い人には逆らえない
自分より立場が強い相手には、従順な姿勢をみせるのもDV男の特徴です。
上司や取引先には腰が低く、外面の良い内弁慶タイプが典型例といえるでしょう。
一方で、配偶者・パートナーが相手になると態度が豹変し、攻撃の矛先を向けます。
外では優しいのに、家では別人のようだと感じるなら、DVの気質を疑ってください。
外面が良い
DV男の多くは、家庭の外に出ると、優しくて完璧な夫・彼氏を演じます。
人前では妻やパートナーを立てるのに、二人きりになった瞬間に見下してくるといった二面性を持っています。
DV男の外面が良い場合に注意しておくべき点は、DV被害を周囲に相談しても、理解してもらいにくい点です。
「あんな優しい人が暴力なんてありえない」と、逆に非難される可能性もあります。
誰にも理解してもらえないと感じたときは、DV問題に詳しい専門機関へ相談してみてください。
突然優しくなるときがある
突然優しくなる瞬間があるのも、DV男の特徴といえるでしょう。
泣いて謝ったり、高価なプレゼントを買ってきたりと、過剰なほど優しくなる時期が定期的に訪れます。
しかし、優しさの正体は反省ではなく、相手を支配下に留めておくための印象操作にすぎません。
「本当は良い人なんだ」「今回は反省しているみたい」と期待し過ぎないようにしましょう。
優しさと暴力の落差に振り回されていると感じたら、関係性を冷静に見つめ直すタイミングです。
幼少期にDVを受けた経験がある
幼少期にDVを受けた経験が、大人になってからの言動に影響しているケースもあります。
親のDVを見て育つなかで、暴力などを問題解決の手段として学習する場合があるためです。
ただし、つらい経験があったとしても、DVが許されるわけではありません。
相手の過去に同情する部分もあるかもしれませんが、単にDVを我慢するのは間違った選択です。
カウンセリングを受けるよう促したり、必要に応じて距離をとったりするなど、適切に対策を講じてください。
幼少期に過保護にされた
幼少期に過保護にされていたことも、DV男によく見られる特徴のひとつです。
欲求不満への耐性が極端に低く、思い通りにいかない場面に直面すると、暴力で他者をコントロールしようとします。
また、自分は特別な存在だという誤った特権意識を持っているケースも少なくありません。
相手を尊重する感覚が乏しく、自分の要求こそ最優先だと考える傾向にあります。
アルコールや薬物に依存する傾向がある
DV男は、アルコールや薬物に依存しているケースも多く見られます。
アルコールや薬物によって理性をつかさどる働きが麻痺すると、攻撃性が抑えきれなくなります。
酒癖が悪いレベルを超えて暴れるといった行為が見られる場合は警戒が必要です。
ただし、アルコールなどは暴力を加速させる要因のひとつであり、人格面の根本的な問題はほかに潜んでいる可能性があります。
「お酒さえやめればDVも治る」などの期待は抱かないほうがよいかもしれません。
付き合う前に隠れDV男かどうかを見極めるポイント
付き合う前に隠れDV男を見抜くコツは、まず自分以外の人への態度を観察することです。
交際相手には優しくても、他人への接し方に本性が表れやすいといえます。
具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
- 飲食店の店員に対して横柄な態度をとる
- 運転中に暴言を吐いたり、威嚇したりする
- 友人と電話で話している際の言葉がきつい
また、何かを拒否した際の反応も観察してみてください。
要求を断った途端に不機嫌になったり、しつこく説得してきたりする場合、支配欲が隠れている可能性があります。
そのほか、嫉妬心が異常に強い場合や感情の浮き沈みが激しい場合も要注意です。
DV男が女性におよぼす影響|付き合い続けるとどうなる?
DV男との関係を続けると、まず精神面の健康を損なうリスクがあります。
常に相手の顔色をうかがう状態が続くなかで、抑うつや不眠、PTSDといった不調が現れる人も少なくありません。
また、身体面においても、暴力によってけがを負うリスクがあるだけでなく、慢性的な体調不良や食欲不振などに陥る場合があります。
DVから逃れたあとも、精神面・身体面の不調が後遺症として残り続ける可能性はゼロではありません。
被害が長期化するほど回復にも時間がかかるため、早い段階で距離を置く判断が大切です。
DV男の被害に遭った場合の対処法
DV被害に遭ったときは、段階的に対策を講じていきましょう。
以下で、具体的な5つの対処法を解説します。
DVの証拠を残しておく
DV男の被害に遭ったときは、できるだけ多くの証拠を残しておきましょう。
警察に相談するにしても、あとで慰謝料を請求するにしても、証拠がなければDV被害の事実を証明できません。
具体的には、以下のようなものが証拠として役立ちます。
- けがの写真(日付がわかる形で撮影)
- 医師の診断書
- 暴言を録音した音声データ
- 脅迫的な内容のLINEやメール
- 物を壊された現場の写真
- 被害の経緯を記した日記
証拠が多いほど、DV男の法的責任を追及しやすくなります。
少しでも関係しそうなものがあれば、迷わず全て保存してください。
更生プログラムやカウンセリングの利用を促す
配偶者やパートナーとの関係性を継続させたい場合は、更生プログラムやカウンセリングの利用を促してみるのもよいでしょう。
当事者間で話し合って口約束しただけでは、再びDVが繰り返されるおそれがあります。
DVの背景には根深い心理的な要因があるため、専門家による介入が必要です。
ただし、カウンセリングなどを強引に勧めようとすると、かえって相手を刺激し、DVを招くおそれがあります。
配偶者やパートナーに働きかけをする場合は、支援機関などの第三者を介するのがおすすめです。
別居して物理的な距離をとる
DV被害に遭った際は、別居するのも選択肢のひとつです。
DV男と物理的な距離を置けば、身の安全を守りつつ、平穏な暮らしのなかで冷静な判断力を取り戻せます。
ただし、別居先の選び方には注意が必要です。
実家は真っ先に狙われやすいため、シェルターや知人宅への避難も選択肢に入れておきましょう。
また、現住所を知られたくない場合は、住民票の閲覧制限手続が有効です。
市区町村の窓口で申し出れば、加害者が住民票や戸籍の附票を取得できなくなるので、居場所の特定を防げます。
離婚・関係解消を検討する
DVは、本人に自覚させたとしても、すぐに治るものではありません。
中途半端に関係を続けて疲弊するくらいなら、思い切って別れるのもひとつの方法です。
ただし、配偶者からDVを受けている場合は、相手が簡単に離婚を受け入れるとは限りません。
そのため、調停や裁判に発展する可能性がある点も覚悟しておきましょう。
なお、DVは法律上の離婚が認められる正当な理由(法定離婚事由)にあたります。
しっかりと証拠を確保しておけば、裁判になっても有利に進められる可能性が高いといえます。
また、関係を解消する際には慰謝料請求も検討すべきです。
被害状況次第ですが、DVに関しては50万円〜300万円程度の慰謝料を受け取れる場合があります。
【関連記事】DVで離婚する際の慰謝料相場は?請求手順と確実に慰謝料を獲得するための秘訣
保護命令を申し立てる
DV被害から身を守るうえでは、保護命令を申立て、接近禁止命令を出してもらうのも有効な手段です。
命令に背いた加害者には、2年以下の拘禁刑または200万円以下の罰金が科されるため、大きな抑止力になります。
接近禁止命令の期間は1年です。
また、電話やメールを禁じる電話等禁止命令、住居からの退去を命じる退去等命令もあわせて申し立てられます。
なお、保護命令の申立てにあたっては、原則として警察や配偶者暴力相談支援センターへの事前相談が必要です。
【関連記事】DVに遭ったらすぐに警察に!保護命令の申請方法と効果
DV男に関して相談できる窓口6選
ここでは、DV男に関して相談できる窓口を6つ紹介します。
それぞれに相談できる内容が異なるので、状況に応じて使い分けましょう。
法律事務所|法的措置を検討している場合
慰謝料請求や保護命令の申立てなど、法的措置を検討しているなら法律事務所に相談しましょう。
法律トラブルにおいて、被害者の代理人になれるのは原則、弁護士だけです。
DV男との交渉や警察とのやり取り、裁判手続などを全て任せられます。
特にDV男と直接連絡を取り合う必要がなくなり、精神的負担が軽減される点は大きなメリットに感じられるはずです。
弁護士を選ぶ際は、DV案件の解決実績を確認しておくとよいでしょう。
豊富な解決実績を有する弁護士なら、過去の事例に基づいて、最適な解決策を提案・実行できます。
初回相談は無料で受け付けている事務所も多いので、まずは気軽に相談してみてください。
警察|身の危険が迫っている場合
今まさに身の危険が迫っている場合は、迷わず警察に連絡してください。
110番に電話すればすぐに警察官が駆けつけ、安全を確保してくれます。
また、警察に被害届や告訴状を出せば、刑事責任を追及することも可能です。
その結果、DV男が逮捕されたり、刑罰に処されたりする可能性も十分あり得ます。
さらに、一時避難のサポートも警察の役割です。
身を寄せる場所がない場合には、ホテルの確保や配偶者暴力相談支援センターへの橋渡しをおこなってくれます。
なお、警察相談専用電話「#9110」に問い合わせれば、緊急案件ではなくとも、DV被害を相談できます。
配偶者暴力相談支援センター|一時保護を希望する場合
一時保護を希望する場合は、配偶者暴力相談支援センターを利用しましょう。
配偶者暴力相談支援センターは避難先の確保から自立支援まで、生活の再建を幅広く支えてくれる公的機関です。
緊急時には、センター内や民間シェルターでの一時保護にも対応しています。
時間に余裕がある場合は、地域の福祉事務所などに相談し、あっせんしてもらうとスムーズです。
女性センター|DV問題を幅広く相談したい場合
女性センターは、女性が抱えるさまざまな悩みのひとつとして、DV問題も相談できる窓口です。
メンタルケアや法律相談、各種情報提供まで幅広く対応しています。
複数の悩みが絡み合っている場合でも、総合的に相談に乗ってもらえるのが特徴です。
施設によっては、同じ悩みを持つ女性同士のグループワークや交流会が開かれることもあります。
一人で抱え込んでいた気持ちを分かち合えば、孤立感がやわらぐケースもあるでしょう。
「まずは話を聞いてほしい」「何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ女性センターを利用してみてください。
DV相談ナビ|電話で気軽に相談したい場合
DV相談ナビは、全国共通の短縮ダイヤル「#8008(はれれば)」に電話すると、最寄りの相談機関に自動でつないでくれるサービスです。
どこに相談すればいいかわからなくても、適切な窓口に案内してもらえる点がメリットといえます。
また、豊富な知識・経験を持った専門家と電話で気軽に話せるので、最初の相談先におすすめです。
DVに関する悩みなら、どんな内容でも相談に応じているため、まずは試しに利用してみてください。
DV相談+(プラス)|早朝や深夜に相談したい場合
DV相談+(プラス)は、24時間電話相談を受け付けている公的窓口です。
早朝・深夜にトラブルが起きたときも、「0120-279-889 (つなぐはやく)」に電話すれば、その場ですぐに相談できます。
また、DV相談+(プラス)では、必要に応じて、同行支援や宿泊場所の手配などもサポートしてくれます。
なお、電話しづらい状況にある場合は、チャットで相談することも可能です。
ただし、チャットの相談受付時間は12時00分~22時00分に限定されています。
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一人で抱え込まず、まずは気軽に相談できる弁護士を探すところから始めてみてください。
DV男の特徴に関してよくある質問
最後に、DV男の特徴に関してよくある質問に回答します。
同様に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
DV男に好かれる女性の特徴は?
DV男のターゲットになりやすいのは、責任感の強い女性やはっきりNOと言えない女性です。
「私が支えてあげないとだめだ」といった救済願望が強く、DVから逃げ出さずに背負い込む傾向があります。
また、自己肯定感が低い女性も要注意です。
相手からの過剰な依存や束縛でさえ「こんな私でも愛してくれているんだ」と感じ、受け入れてしまうケースがあります。
しかし、女性側がどのような性格であれ、悪いのはDVの加害者です。
自分を責める必要はないので、毅然とした態度で対処してください。
DV男は顔にも特徴がある?
DV男かどうかは、特定の顔立ちよりも表情の癖に表れやすいといえます。
例えば、常に他人を威嚇するような険しい目つきや、不自然なほど冷淡な無表情をしている男性には要注意です。
ただし、顔とDV気質の関連性に明確な根拠はありません。
誤った先入観をもつと不必要な疑いをかけることにもなりかねないので、基本的には言動をみて、人柄や性格を判断しましょう。
DV男と離れられないのはなぜ?
DV男から離れられないのは、暴力と優しさの繰り返しによる学習性無力感が関係しているとされています。
学習性無力感とは、DVが繰り返されるなかで、抵抗する気力そのものを失った状態のことです。
逃げても無駄だと感じるようになり、DV男との関係を断ち切れずにいる人は実際に数多くいます。
また、DV男がときおり見せる優しさも、関係を断ち切れない原因のひとつです。
つらい時期のあとに訪れる優しさに安心感を覚え、「次は大丈夫」「本当は良い人なんだ」といった期待が生まれます。
そのほか、経済的な不安や、別れを告げたあとの報復への恐怖が足かせとなっているケースも少なくありません。
まとめ
DV男には、感情の起伏が激しい、独占欲が強い、外面が良いなどの特徴が共通してみられます。
普段は優しいのに突然激昂する、暴力のあとに急に優しくなるなど、二面性を持つのも典型的なパターンです。
心当たりがあるなら、暴力と優しさに振り回される前に、一度立ち止まって関係を見つめ直してみてください。
DVから抜け出す近道は、一人で悩まず、早めに弁護士へ相談することです。
ベンナビ離婚なら、離婚・男女問題を得意とする弁護士を手軽に探せるので、有効に活用してください。
