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関連キーワードの削除方法|消せる・消せないの判断基準や相談先、費用を徹底解説

監修者
吉永 雅洋
弁護士
関連キーワードの削除方法|消せる・消せないの判断基準や相談先、費用を徹底解説

社名や店名を検索しただけなのに、「やばい」「詐欺」「口コミ 最悪」などの言葉が関連キーワードに出てきて、不安に感じていませんか。

関連キーワードはGoogle検索における便利な補助機能ですが、表示のされ方によっては事実以上に悪い印象を与えやすく、問い合わせ・来店・採用などに影響することもあります。

とはいえ、関連キーワードは状況次第で削除できるケースがある一方、削除が難しいケースがあるのも事実です。

実際「この関連キーワードは削除できるの?」と悩んでいる方も多いでしょう。

そこで本記事では、関連キーワードの消せる・消せないの判断基準から、Googleへの申請手順、削除されない場合の選択肢、費用相場、再発防止までを徹底的に解説します。

いま取るべき行動を冷静に判断するための材料として、参考にしてください。

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関連キーワードとは?表示される仕組みやサジェストとの違い

関連キーワードとは、Googleで検索をおこなった際に検索結果ページの下部に表示される、検索語とあわせて調べられることが多い語句の一覧を指します。

ユーザーの検索行動や過去の検索傾向をもとに自動生成されるもので、企業や店舗が内容を直接コントロールすることはできません

混同されやすいものに「サジェスト(検索候補)」がありますが、両者は表示場所や役割が異なります。

項目 関連キーワード サジェスト
表示場所 検索結果ページの下部 検索窓に入力中
主な役割 追加の検索ヒントを提示 検索入力の補助
表示タイミング 検索後 検索前~入力中

関連キーワードは検索後に目に入るため、「調べ終えたつもりのユーザー」に印象を残しやすい点が特徴です。

そのため、関連キーワードにネガティブな語が並ぶと、「他の人も同じ不安を感じているのでは」という心理が働き、事実確認をしないまま悪いイメージが定着しやすくなります。

関連キーワードがネガティブ化する主な原因

関連キーワードがネガティブ化する原因として多いのが、実際にトラブルや炎上が起きたケースです。

クレーム対応の行き違いやSNS上での拡散などをきっかけに、特定の言葉が短期間で集中的に検索されると、そのまま関連キーワードとして定着することがあります。

次に、根拠の薄い噂や掲示板・SNSによる連鎖検索です。

事実確認がされないまま「〇〇 やばい」「〇〇 怪しい」といった投稿が拡散されると、それを見た人が検索し、検索数の増加によって関連キーワードに反映されてしまいます。

そのほか、一時的な話題が長く残る理由として、関連キーワードが固定情報ではなく、一定期間の検索傾向を参照している点も挙げられます。

話題が沈静化しても検索が続けば、ネガティブな印象だけが残ることがあるのです。

関連キーワードを削除できるケースとできないケース

関連キーワードは、一定の条件を満たせば削除を申請できる場合があります

ただし、「不快に感じる」「イメージが悪い」といった理由だけで必ず消せるわけではありません。

重要なのは、その関連キーワードが検索エンジンのポリシー上、問題がある内容かどうかという点です。

ここでは、削除が認められやすいケースと、難しいケースを見ていきましょう。

削除が認められやすいケース

関連キーワードが削除されやすいのは、明らかに事実無根で、権利侵害のおそれがある表現です。

たとえば、実際には存在しない犯罪行為を想起させるワードや、根拠なく「詐欺」「違法」と断定するような関連キーワードは、名誉毀損や信用毀損に該当する可能性があります。

また、特定の属性を貶める差別的・侮辱的な言葉が含まれている場合も、Googleのポリシー違反として削除が認められる余地があるでしょう。

これらは「表現の自由」よりも、個人や事業者の権利保護が優先されやすいケースといえます。

削除が難しいケース

削除が難しい関連キーワードとしては、事実に基づく評価や口コミ、利用者の主観的な感想に近い表現が含まれるものが該当します。

「対応が悪い」「高い」「微妙」といった抽象的なネガティブ表現は、あくまでも感想であり、違法性の判断がしにくいためです。

また、報道や公的情報に基づく内容など、ニュース性・公共性がある場合も削除は容易ではありません。

つらい・理不尽だと感じる気持ちがあっても、「感情的につらいこと」と「削除できること」は別という判断軸を持つことが重要です。

関連キーワード削除の基本的な流れ

関連キーワードへの削除対応は、段階的に状況を整理しながら進めることが重要です。

以下の基本的な流れを把握しておくことで、不要な手間や過剰な対応を避けやすくなるでしょう。

  1. 表示されている関連キーワードの確認
  2. 削除可否の判断
  3. 削除申請 or 別対策の検討
  4. 再発防止・経過観察

まずおこなうべきは現状確認です。

どの関連キーワードが表示されているのかを確認しましょう。

最初に見つけたキーワードが1つだけでも、ほかのネガティブワードも表示されているケースも考えられます。

また、あとの判断や削除申請に備えて、スクリーンショットを残して置くことも大切です。

次に削除可否の判断をおこないます。

事実無根か、名誉毀損や信用毀損にあたる可能性があるかなどを法律やGoogleポリシーと照らしながら確認しましょう。

ここで削除が難しいと判断できれば、別の対策を検討する判断材料になります。

削除が可能な場合は、自分で申請するか、専門家へ相談するかを選びます。

無理に申請を繰り返すより、状況に合った方法を選ぶことが重要です。

削除が難しい場合は、専門家へ相談しながら適切な対応を検討しましょう。

最後に再発防止と経過観察です。

削除後も検索状況を定期的に確認し、原因となる情報への対応を含めて継続的に管理していきましょう。

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自分でできる関連キーワードの削除対応

関連キーワードの内容によっては、専門業者や弁護士に依頼しなくても、自分で対応できるケースがあります。

とくに、事実無根の表現や明らかに不適切だと考えられる関連キーワードについては、まずは自分で削除申請をおこなう選択肢を検討してもよいでしょう。

ただし、「自分でできる=簡単に消せる」というわけではありません。

削除申請では、検索エンジン側が定める基準に沿って、なぜ問題があるのかを客観的に説明することが求められます。

感情的な主張や抽象的な不満だけでは、申請が通らないケースもあるので注意しましょう。

ここでは、Googleへの削除申請について、実際の手順やポイントを解説します。

Googleへの削除申請

Googleへの削除申請は、「法的削除に関連する問題を報告する」ページからおこないます。

手順に沿って、各項目を記入し、申請をおこないましょう。

なお、とくに重要なのが「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の項目です。

法的削除に関連する問題を報告する

それぞれ以下に沿って、適切に入力してください。

記入項目 入力する内容
コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード 店名や企業名、サービス名などを記載
検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード 削除したい関連キーワードを全て記載
ご自身の国で適用される法律に基づき、その検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください。 関連キーワードによる影響やどんな権利侵害が起きているかを具体的に記載
例:
関連キーワードが表示されるようになってから問い合わせや受注が減った → 営業妨害
明らかな暴言や不適切な言葉が関連キーワードとして表示されている → 名誉毀損・信用毀損
スクリーンショットを添付してください 関連キーワードが表示されている画面のスクリーンショットを添付する

なお、「ご自身の国で適用される法律に基づき、その検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください。」の欄には、問題となっている検索キーワードや関連キーワードの内容、どのような権利侵害が生じているのかを具体的に記載してください。

名誉毀損や信用毀損にあたる可能性がある場合は、その理由を簡潔かつ客観的に説明することが重要です。

申請が却下される理由として多いのが、違法性や権利侵害との結びつきが不十分なケースです。

申請前に、どの点が問題なのかを整理したうえで、根拠を示すことが、削除される可能性を高めるポイントといえるでしょう。

申請時に押さえておきたい実務ポイント

Googleへの削除申請をおこなう際は、内容はもちろん「伝え方」を意識することが大切です。

実際、申請が通らないケースの多くは、主張が曖昧だったり、権利侵害との関係が十分に整理されていなかったりする点にあります。

まず意識したいのが、抽象的な表現を避けることです。

「イメージが悪い」「風評被害で困っている」といった感情的な説明だけでは、削除の判断材料として不十分です。

どの関連キーワードが、どのような権利を侵害しているのかを具体的に記載しましょう。

次に重要なのが、名誉毀損や信用毀損といった権利侵害との紐づけです。

売上や問い合わせへの影響、取引先からの誤解など、実際に生じている不利益があれば、その内容を簡潔に補足すると説得力が増します。

こうしたポイントを押さえることで、申請内容の精度を高めやすくなります。

関連キーワードが削除されない場合に検討すべき選択肢

削除申請をおこなっても関連キーワードが表示されたままの場合、「これ以上何もできないのでは」と感じてしまう方もいるかもしれません。

しかし、「申請が通らなかった=対処不能」というわけではありません

状況によっては、別の選択肢を検討することで、リスクを抑えられる可能性があります。

ここからは、削除が認められない場合に検討されることの多い選択肢について、順に見ていきましょう。

削除代行サービスへの依頼

関連キーワードが自分で申請しても削除されない場合、削除代行サービスへの依頼を検討する方もいます

削除代行サービスは、これまでの対応実績やノウハウをもとに、検索エンジンへの申請作業を代行する役割を担います。

しかしながら、法的な主張や権利侵害の判断を伴う対応については、弁護士資格を持たない業者がおこなうと非弁行為に該当するおそれがあります。

ですので、法律事務を扱っていると考えられる一般の業者についての利用は避けるべきです。

削除依頼を得意とする弁護士への相談・依頼

関連キーワードの内容が、名誉毀損や信用毀損に該当する可能性がある場合は、削除依頼を得意とする弁護士への相談する選択肢があります。

弁護士に相談することで、表示されている関連キーワードが法的に問題となるかどうかを整理したうえで、適切な対応方針を示してもらえるでしょう。

弁護士が関与する最大の強みは、法的根拠に基づいた削除請求ができる点です。

どの権利がどのように侵害されているのかを明確にしたうえで、検索エンジン側へ主張をおこなうため、削除の必要性が伝わりやすくなります。

状況によっては、裁判外での請求や仮処分といった手続きを視野に入れることも可能です。

また、弁護士への依頼は「削除して終わり」ではありません。

関連キーワードの原因となっている掲示板や口コミサイトへの対応、再発を防ぐための整理まで含めて検討できるため、長期的な安心感を重視したい場合に向いている方法といえるでしょう。

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関連キーワードの削除にかかる費用

関連キーワードの削除を検討する際、「いくらかかるのか」は多くの方が気になるポイントです。

まず、自分でGoogleへ削除申請をおこなう場合、原則として費用はかかりません

一方で、申請内容の整理や結果が出るまでの対応に時間と労力が必要になります。

「できるだけ費用を抑えたい」「まずは自分で申請を試したい」というケースでは選択肢となるでしょう。

削除代行サービスを利用する場合は、月額数万円~数十万円程度が目安とされます。

短期間で結果を求める場合や、対応の手間を減らしたい場合には選択肢になりますが、成果の定義や対応範囲を事前に確認することが大切です。

最後に、弁護士に依頼する場合は以下のような着手金・報酬金が発生します

依頼種別 着手金・報酬金
Googleへ直接削除請求をする場合 着手金+報酬金で 10万円~20万円程度
裁判所を通じて削除請求をおこなう場合 着手金+報酬金で40万円~60万円程度

費用だけ見れば、「弁護士に依頼するのはお金がかかるから避けたい」と考える人もいるでしょう。

しかし、相談先や依頼先を安い・高いだけで判断するのは適切ではありません

仮に、安い費用で削除代行サービスに依頼しても、関連キーワードは削除されない可能性もあります。

さらに、一度削除された関連キーワードが再度表示されてしまうと、追加で弁護士に依頼する費用がかかってしまうでしょう。

一方で、最初から弁護士へ相談・依頼しておけば、削除を実現できる可能性が高まるほか、再発防止まで対応してもらえます。

関連キーワードによる風評被害については、事業や個人の今後にもかかわる問題ですので、「安い費用で済ませたい」と考えず、できるだけ確実に対処できる方法に頼るのがおすすめです。

【関連記事】ネットの削除依頼にかかる値段は?依頼内容ごとの弁護士費用を解説

削除だけでは不十分?再発を防ぐためにできること

関連キーワードが一度削除されたとしても、それで問題が完全に解決するとは限りません。

関連キーワードは検索行動によって再生成されるため、原因となる情報が残っていれば再表示される可能性があります。

そのため、削除対応とあわせて再発防止の視点を持つことが重要です。

まず考えたいのが、原因となっている情報への対応です。

掲示板や口コミサイト、SNSなどに事実と異なる情報が残っている場合、それが検索され続けることで関連キーワードに影響を与えます。

可能な範囲で削除依頼や訂正対応を検討しましょう。

次に、正しい情報の発信も有効です。

公式サイトやSNSで、サービス内容や取り組みを継続的に発信することで、検索結果全体の印象を徐々に改善できるケースがあります。

短期間での効果は期待しにくいものの、長期的な風評対策としては有効です。

あわせて、定期的な検索チェックも欠かせません。

早い段階で変化に気づければ、被害が拡大する前に対応しやすくなるでしょう。

このように、関連キーワードの問題は一時的な削除で終わらせず、風評被害として運用面まで含めて考える姿勢が再発防止につながります。

関連キーワードの削除に関する誤解

関連キーワードへの対応は、自分で申請できる場合もありますが、どこまで自力で進めるべきか判断に迷うケースも少なくありません

とくに、削除申請が通らない状態が続いたり、事業への影響が目に見えて出てきたりした場合は、弁護士への相談を検討するタイミングといえるでしょう。

弁護士に相談することで、まず「今の状況が法的にどのように整理できるのか」を客観的に確認できます。

名誉毀損や信用毀損に該当する可能性があるのか、削除請求が現実的なのかを整理したうえで、取るべき手段を示してもらえる点は大きなメリットです。

また、早い段階で相談することで、被害が拡大する前に対応できる可能性も高まります。

すでに削除が難しい状況に進んでから動くより、初動の判断材料として専門家の意見を取り入れるほうが、結果的に時間や費用を抑えられるケースもあります。

「このまま放置してよいのか」「今すぐ法的対応が必要なのか」と悩んだときは、一人で抱え込まず、弁護士への相談を選択肢に入れてみるとよいでしょう。

関連キーワードの削除で悩んだときは弁護士へ相談しよう

関連キーワードへの対応は、自分で申請できる場合もありますが、どこまで自力で進めるべきか判断に迷うケースも少なくありません

とくに、削除申請が通らない状態が続いたり、事業への影響が目に見えて出てきたりした場合は、弁護士への相談を検討するタイミングといえるでしょう。

弁護士に相談することで、まず「今の状況が法的にどのように整理できるのか」を客観的に確認できます。

名誉毀損や信用毀損に該当する可能性があるのか、削除請求が現実的なのかを整理したうえで、取るべき手段を示してもらえる点は大きなメリットです。

また、早い段階で相談することで、被害が拡大する前に対応できる可能性も高まります。

すでに削除が難しい状況に進んでから動くより、初動の判断材料として専門家の意見を取り入れるほうが、結果的に時間や費用を抑えられるケースも多いでしょう。

「このまま放置してよいのか」「今すぐ法的対応が必要なのか」と悩んだときは、一人で抱え込まず、弁護士への相談を選択肢に入れてみてください。

まとめ|関連キーワードは「冷静な判断」と「段階的対応」が重要

関連キーワードは、一定の条件を満たせば削除を申請できる場合がある一方で、内容によっては削除が難しいケースもあります。

そのため、まずは削除できる・できないの線引きを冷静に見極めることが重要です。

また、ネガティブな関連キーワードを放置すれば、問い合わせや来店、採用活動などに影響が出るおそれがありますが、過剰に反応して誤った対応を取ることもリスクになり得ます。

現状を整理し、段階的に対応を進めることで、無用なトラブルやコストを避けましょう。

状況に応じて弁護士などの専門家に相談することが、事業を守るうえでの現実的な対処法です。

判断に迷ったときは、専門家の力を借りることも視野に入れ、無理のない形で対応を進めていきましょう。

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株式会社アシロ編集部
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