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中央債権回収株式会社から覚えがない連絡が来た!無視してはいけない理由と正しい対処法は?

監修者
草木 良文
弁護士
中央債権回収株式会社から覚えがない連絡が来た!無視してはいけない理由と正しい対処法は?
目次
  1. 中央債権回収株式会社は法務大臣の許可を受けた「債権回収会社」
    1. 中央債権回収株式会社の主な取引先
  2. 中央債権回収株式会社からの連絡を無視するのはNG!
    1. 中央債権回収株式会社から連絡が来るのは過去の返済滞納が原因
  3. 中央債権回収株式会社からの覚えがない連絡が架空請求か見極めるポイントは?
    1. 電話での連絡が架空請求か確認するポイント
    2. 手紙(ハガキ・封書)での連絡が架空請求か確認するポイント
    3. ショートメールでの連絡が架空請求か確認するポイント
  4. 中央債権回収株式会社から連絡が来た場合の対処法
    1. 請求に従って返済することを検討する
    2. すぐに支払えないなら支払期限や支払方法について相談する
    3. どうしても支払えないときは債務整理を検討する
  5. 中央債権回収株式会社からの請求が時効を過ぎている可能性はある?
    1. 時効期間を過ぎていれば「時効援用」をすることで借金の支払い義務がなくなる
  6. 中央債権回収株式会社からの請求で困ったら弁護士に相談・依頼するべき理由
    1. 請求内容については法的な視点で適切なアドバイスをしてくれる
    2. 借金の時効が成立しているかの判断や援用手続きをしてもらえる
    3. 債務整理を含め借金問題の適切な解決策を提案してくれる
    4. 債務整理をする場合は相手との交渉や手続きをすべて任せられる
  7. さいごに|中央債権回収株式会社からの請求で困ったら弁護士に相談を!

突然「中央債権回収株式会社」という聞き慣れない会社から電話や手紙が届いたら、「何かの詐欺?」「無視しても大丈夫?」と疑問に思う人は多いでしょう。

身に覚えがない請求であればなおさら、どう対応すべきかわからないのも無理はありません。

しかし、中央債権回収株式会社とは国公認の正式な債権回収会社であるため、身に覚えがないとしてもそのまま無視するのは危険です。

本記事では、中央債権回収株式会社とはどのような会社なのか、なぜ連絡が来るのかをわかりやすく解説します。

架空請求かどうかを見極めるポイントや時効の可能性、無視してはいけない理由、正しい対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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中央債権回収株式会社は法務大臣の許可を受けた「債権回収会社」

中央債権回収株式会社は、法務大臣の許可を受けて債権回収業務をおこなっている「サービサー(債権回収会社)」です。

サービサーとは、金融機関やクレジットカード会社、保証会社などから委託・譲渡された債権について、回収業務をおこなう会社を指します。

他人の特定金銭債権について債権管理回収業を営むためには、原則として 「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」に基づき、法務大臣の許可を受ける必要があります。

そのため、中央債権回収株式会社から連絡が来た場合、「違法業者なのでは?」と過度に心配する必要はありません。

実際に、以下のような債権の回収をおこなっているケースがあります。

  • クレジットカードの未払い
  • カードローンの滞納
  • 携帯電話端末代金の分割払い
  • 家賃保証会社の立替金
  • 各種ローンの未返済分

中央債権回収株式会社から督促を受けた場合は、まず「どの借金に関する請求なのか」「金額に誤りがないか」を確認し、必要に応じて弁護士や司法書士へ相談することが大切です。

中央債権回収株式会社の主な取引先

中央債権回収株式会社は、以下のような会社から債権を譲り受けたり、回収業務を委託されたりしています。

  • 三菱UFJニコス株式会社
  • トヨタファイナンス株式会社
  • 各種地方銀行
  • 各種信用金庫・信用組合
  • クレジット会社(信販会社)全般
  • リース会社・オートローン会社

以上のように、中央債権回収株式会社は幅広い会社の債権を回収しています。

過去に利用していたカードローンやショッピングローン、携帯電話端末の分割払いなどを長期間滞納していた場合、債権が中央債権回収株式会社に移っていることは十分にあり得るでしょう。

【参考】債権買取業務 – 中央債権回収株式会社

中央債権回収株式会社からの連絡を無視するのはNG!

中央債権回収株式会社からの連絡に身に覚えがないからといって、連絡を無視し続けるのは避けるべきです。

無視を続けると、さらに強い督促が来るだけでなく、最終的には裁判を起こされる可能性もあります。

裁判所から支払督促や訴状が届き、それにも適切に対応しなければ、支払督促が確定したり、判決が確定したりして、財産や給与の差押えにつながることもあります。

また、無視することで「支払う意思がない」と判断され、分割払いの交渉などが難しくなるケースもあります。

不安な場合でも、まずは事実関係を確認し、必要であれば専門家に相談するなど、何らかの行動を取ることが重要です。

中央債権回収株式会社から連絡が来るのは過去の返済滞納が原因

中央債権回収株式会社から連絡が来る主な理由は、過去の返済滞納です。

クレジットカードの支払いや消費者金融の借入、携帯電話の端末代金の分割払いなどを一定期間滞納すると、最初は元の契約先から電話や書面で督促が届きます。

それでも支払いがされない場合、元の会社が債権をそのまま保有し続けるのではなく、債権回収会社へ債権を譲渡したり、あるいは回収業務を委託したりすることがあります。

その結果として、中央債権回収株式会社から連絡が来るのです。

中央債権回収株式会社からの覚えがない連絡が架空請求か見極めるポイントは?

中央債権回収株式会社は、法務大臣の許可を受けて債権回収業務をおこなう正規の債権回収会社ですが、あなたに届いた連絡が「中央債権回収株式会社」を名乗る架空請求である可能性もゼロではありません。

そこでここでは、電話・手紙・ショートメール、それぞれの連絡手段ごとに、架空請求かどうかを見極める具体的なポイントと注意点を解説します。

電話での連絡が架空請求か確認するポイント

最初に確認すべきなのは、相手が会社の正式名称、所在地、代表番号、請求の根拠となる契約内容などを明確に説明できるかどうかです。

正規の債権回収会社であれば、元の債権者名や契約日、未払い金額の内訳などを具体的に説明できます。

一方、詐欺の場合は質問に対して曖昧な回答をしたり、詳細を答えずに支払いだけを迫ったりする傾向があります。

また、「今日中に払わないと裁判になる」「給料を差し押さえる」「勤務先に連絡する」など、不安を強くあおる発言が目立つ場合も注意が必要です。

特に「裁判所の者です」「警察からの連絡です」といった公的機関を名乗るケースは、典型的な詐欺の手口といえます。

債権回収会社はあくまで民間業者であり、電話一本で差押えを実行する権限はありません。

少しでも怪しいと感じた場合は、その場で詳しく話さずに電話を切り、公式サイトに掲載されている代表番号を自分で調べてかけ直しましょう。

手紙(ハガキ・封書)での連絡が架空請求か確認するポイント

手紙や封書で請求が届いた場合、架空請求かどうかを見極めるには書面の内容を細かくチェックすることが大切です。

以下のような特徴がある場合は、架空請求である可能性が高いでしょう。

  • 元々の債権者名(会社名)や契約内容(契約番号・滞納期間・元金など)が具体的に記載されていない
  • 個人情報や債権の内容が目隠しシールなどで隠されていない
  • 担当者の連絡先が携帯電話番号になっている
  • 振込先が個人名義の口座になっている
  • 「法務省認可特殊法人」といった実在しない組織名を用いている

これらのチェックポイントに加えて、「○○日以内に連絡しないと法的措置を取る」など不自然に急かす文言がある場合は、まず支払う前に消費生活センターなどに相談するのが安全です。

【参考】法務省の名称等を不正に使用した架空請求に関する注意喚起について – 法務省

ショートメールでの連絡が架空請求か確認するポイント

ショートメール(SMS)での請求は、特に注意が必要な連絡手段です。

近年は、SMSで短いメッセージを送って電話をかけさせたり、詐欺に繋がるリンクにアクセスさせたりする手口が横行しています。

正規の債権回収会社からのショートメールであれば、折り返しの連絡を求める内容が記載されていることが多いですが、その内容だけで正規かどうかを判断することはできません。

一方、連絡先や請求内容に関する詳しい記載もなく、怪しいリンク先のみ記載されている場合は、フィッシング詐欺の可能性が高いので注意してください。

架空請求や詐欺の疑いがある場合、ショートメールに返信したり電話したりするのではなく、債権回収会社の公式ホームページから電話番号を確認して問い合わせましょう。

中央債権回収株式会社から連絡が来た場合の対処法

中央債権回収株式会社からの請求が架空請求ではなく、時効も成立していない場合、放置することはリスクになります。とはいえ、焦ってすぐに支払う必要があるとは限りません。

大切なのは、自分の状況を正しく把握し、現実的に対応できる方法を選ぶことです。ここでは、状況別の具体的な対処法を解説します。

請求に従って返済することを検討する

請求内容を確認し、実際に自分の借金であり、かつ時効も成立していない場合は、原則として支払い義務があります。

そのまま放置すると、裁判や差押えなどの法的手続きに進む可能性もあるため、返済方法について早めに検討することが重要です。

請求書に記載されている元金・利息・遅延損害金の内訳を確認し、不明点があれば問い合わせましょう。

早めに支払えば、遅延損害金が膨らまずに済み、精神的な負担も軽減できます。

すぐに支払えないなら支払期限や支払方法について相談する

一括での支払いが難しい場合でも、何もせず放置するのは避けましょう。

債権回収会社に事情を説明し、分割払いへの変更や支払期限の延長について相談できるケースもあります。

誠実に対応する姿勢を示せば、柔軟な対応をしてもらえる可能性は十分にあるでしょう。

ただし、無理な返済計画を立てると再び滞納してしまうおそれがあります。毎月いくらなら確実に支払えるのか、家計を見直したうえで現実的な提案をすることが大切です。

どうしても支払えないときは債務整理を検討する

収入や生活状況から見て、返済の見込みが立たない場合は、債務整理を検討することも選択肢の一つです。

債務整理とは、合法的に借金を減額・免除してもらう手続きです。弁護士などの専門家が介入することで、督促が止まり、無理のない形で解決を目指せます。

主な債務整理の種類は以下のとおりです。

手続きの種類 概要
任意整理 債権者と直接交渉して将来利息のカットや分割返済を目指す
個人再生 裁判所を通じて借金を大幅に減額し、原則3年間で分割返済する
自己破産 裁判所に申し立ててほぼ全ての借金の返済義務を免除してもらう

どの方法が適しているかは、借金総額や収入、財産状況によって異なります。債務整理の詳しい仕組みやメリット・デメリットについては、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】債務整理とは?基本をわかりやすく解説|ベンナビ債務整理

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中央債権回収株式会社からの請求が時効を過ぎている可能性はある?

消費者金融やクレジットカードなどの借金は、原則として「最後の返済日または返済期限」から5年で時効となる可能性があります。

ただし、途中で一部でも返済していたり、債務を認める発言や書面への署名をしていたり、裁判を起こされて判決が確定していたりすると、時効期間が更新されて、その時点から新たに時効期間が進行している可能性があります。

また、自分では「5年以上前の借金」と思っていても、実際の起算点が異なるケースも少なくありません。

時効が成立しているかどうかの判断は、契約内容や取引履歴、法的手続きの有無などを総合的に確認する必要があり、専門的な知識が求められます。

そのため、自己判断で「時効だから問題ない」と決めつけるのは危険です。不安がある場合は、弁護士に相談して正確な状況を確認するのがおすすめです。

【関連記事】消費者金融の借金の時効は5年!時効援用の方法やメリット・デメリットを解説

時効期間を過ぎていれば「時効援用」をすることで借金の支払い義務がなくなる

仮に時効期間が経過していたとしても、何もしなければ借金が自動的に消えるわけではありません。

時効を成立させるためには、時効援用という手続きをおこなう必要があります。時効援用とは、債権者に対して「時効が完成しているので支払いません」と正式に意思表示をすることです。

一般的には、内容証明郵便などで時効援用の通知を送ります。これにより、法律上は支払い義務が消滅し、債権回収会社からの請求も止まることになります。

ただし、通知の書き方や送付方法を誤ると、トラブルに発展する可能性もあります。確実に手続きを進めるためには、弁護士に依頼して時効援用をしてもらうのが安心です。

【関連記事】時効の援用とは|条件や手続きの流れを解説

中央債権回収株式会社からの請求で困ったら弁護士に相談・依頼するべき理由

中央債権回収株式会社からの請求に対し、「本当に支払うべきなのかわからない」「時効かもしれない」「そもそも返済するお金がない」と悩んでいる場合は、早めに弁護士へ相談することが重要です。

ここでは、弁護士に相談・依頼する具体的なメリットを解説します。

請求内容については法的な視点で適切なアドバイスをしてくれる

中央債権回収株式会社から届いた請求書や通知書の内容が正しいのか、自分に支払い義務があるのかを、法的な観点から判断できるのは弁護士の強みです。

債権譲渡が適切に行われているか、請求金額の内訳に誤りがないか、遅延損害金が法令上の上限を超えていないか など、一般の人では確認が難しいポイントもチェックしてもらえます。

また、「支払わないとすぐに差押えになるのでは」といった不安に対しても、法的手続きの流れを踏まえた冷静な説明を受けられます。

正しい情報を得ることで、過度に怖がらず、適切な判断ができるようになるでしょう。

借金の時効が成立しているかの判断や援用手続きをしてもらえる

借金の時効が成立しているかどうかは、最後の返済日や債務の承認とみなされる行為の有無などを総合的に確認する必要があります。これらを正確に判断するのは専門知識がなければ難しいケースが多いです。

弁護士に依頼すれば、取引履歴を取り寄せたり過去のやり取りを確認したりすることによって、時効が成立しているかを判断してもらえます。

時効が成立している場合には、適切に時効援用の手続きを進めてもらえるため、誤った対応によって時効を主張できなくなるリスクを避けることも可能です。

債務整理を含め借金問題の適切な解決策を提案してくれる

返済が困難な場合、単に「支払うかどうか」だけでなく、債務整理という選択肢も視野に入ります。しかし、任意整理・個人再生・自己破産のどれが自分に適しているかは、収入や財産、借金総額などによって異なります。

弁護士は状況を丁寧にヒアリングしたうえで、現実的で負担の少ない解決策を提案してくれます。無理な返済を続けて生活が破綻する前に、法的な制度を活用する道を示してもらえる点は大きなメリットと言えるでしょう。

債務整理をする場合は相手との交渉や手続きをすべて任せられる

弁護士に債務整理を依頼すると、弁護士から債権者(中央債権回収株式会社など)へ「受任通知」が送られます。

受任通知とは、「この案件は弁護士が代理人として対応する」という正式な通知です。これが送付されると、原則として債権者は本人へ直接督促できなくなります。

結果として、電話や郵便による督促が止まり、精神的な負担が大きく軽減されるでしょう。また、返済条件の交渉や裁判所への申立てなど、複雑な手続きも全て弁護士が対応してくれます。

自分で相手とやり取りする必要がなくなることによって、安心して生活再建に集中できます。中央債権回収株式会社からの請求に不安を感じている場合は、早めに弁護士へ相談するのがおすすめです。

さいごに|中央債権回収株式会社からの請求で困ったら弁護士に相談を!

本記事では、中央債権回収株式会社から身に覚えがない請求が届いた時の対処法や、架空請求かどうか確かめる方法などについて詳しく解説しました。

中央債権回収株式会社から突然連絡が来ると、「本当に払うべき?」「詐欺では?」と不安で頭がいっぱいになるものです。

しかし、無視したり自己判断で対応したりすると、思わぬ不利益につながる可能性があります。

請求の正当性や時効の有無、今後の対応方針などについては、法律の知識がなければ正確に判断するのは難しいのが実情です。

少しでも不安がある場合は、早めに弁護士へ相談することがおすすめです。借金問題に強い弁護士であれば、請求内容の精査から時効援用、債務整理まで一貫してサポートしてくれます。

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株式会社アシロ編集部
編集者
株式会社アシロ編集部
本記事は法ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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